大津市池の里
越智ピアノ教室
ベーゼンドルファーとともに
心をはぐくむレッスン
音楽は世界共通の言葉です。
越智ピアノ教室は、美しい音の対話を大切にしています。
語りかけるように弾くと応えてくれるベーゼンドルファーとともに
分かち合う喜びが感じられる音楽をお伝えしています。
越智ピアノ教室に通ってくださるのは、地元の子ども達やご近所の方々です。
「世界中の人とこの楽譜を見て一緒に弾けるよ。」と話すと、皆様きょとんとされます。
身近な音楽としてピアノを楽しみたいと思ってくださっているので、
『音楽は世界共通の言葉』ときいて、急に世界が広がるわけではないのは当然のことだと思います。
音楽の喜びは人それぞれで、ピアノのパフォーマンスを競うことが正しい(!?)音楽だと信じたり、
how toを教えてもらい、手軽に(!?)弾けることが楽しい音楽だと求めたりすることは、
時代のニーズに合った必要なことなのかもしれませんが、私には少し違和感があります。
『世界共通の言葉』として、音楽を学ぶことは、実はとても時間がかかります。
音楽の3要素(リズム・メロディー・ハーモニー)をリトミックやソルフェージュを通して学び、
楽譜に書かれたことの意味を楽典や音楽史から理解していきます。
一朝一夕にできることではありませんが、少しずつ音楽の世界が広がり深まるのを楽しみながら学ぶと、
どなたでも、自分の力で音楽と対話できるようになります。
越智ピアノ教室では、小さなお子様からご経験のある方まで、わかりやすく楽しく、
弾いているピアノ曲を基にしながら、リトミックやソルフェージュ、楽典、音楽史を、
お一人お一人の学びに合わせて進めています。
「ピアノを勉強すると、世界中の人と音楽で話せるのよ」
ピアノを弾きながら、世界との繋がりを感じられるなんて、素敵だとレッスンしています。
音楽の都ウィーンで誕生したベーゼンドルファーは、リスト、ブラームスなど多くの音楽家の助言によって
「ウィンナートーン」とよばれる美しい音色を生み出し、スタインウェイ、ベヒシュタインと並び、世界三大名器とされています。
185年の伝統を守り、今でも1台に1年以上の時間をかけ、手作業で作られています。
自然の気候のもと、約5年間ゆっくりと乾燥させたスプルースという木材で製作されているからでしょうか、
木のあたたかみを音色から感じます。
コンサートホールでの演奏では、ホールの木材と響き合い、柔らかく優しい響きに包み込まれていくようです。
特にインペリアルという型は、低音にある9鍵のエクステンドベースの太い弦が他の音域で弾いている弦と共鳴し合い、
豊かな響きを作り出してくれます。
ベーゼンドルファーの音を初めて聴いたとき、
その丸く深みのある純粋な響きに、心が洗われるようで涙があふれました。
弾いていると、ピアノから語りかけてくれるような、音の魅力を教えられ導かれる感覚になります。
息づかいがピアノに繊細に伝わり、ピアニッシモやペダリングで作り出す音色も素晴らしい楽器です。
音楽の道をベーゼンドルファーとともに歩めることは、人生の喜びです。
レッスンでも音色に対する感性が豊かになってほしいと、皆様に弾いていただいています。
その感性はピアノだけでなく、他の楽器や合唱にも表れ、
「音が綺麗だと褒められました!」と嬉しそうな声をきくと、
心から満ち足りた気持ちになります。
ぜひ ご一緒にベーゼンドルファーとともに音楽を始めてみられませんか?
ベートーヴェン、ショパン、、、
作曲家達は皆、日々の暮らしの中から、心震える音楽を生み出してきました。
私は子どもの頃から花や空や風が好きで、綺麗なものをピアノの音にするにはどうしたらいいのかと思っていました。
生徒の皆様一人一人にも日々の体験から生まれた美しい音があり、知りたい、分かち合いたいと、耳を傾けています。
皆それぞれに、かけがえのない日常があり、音はそこから生まれてきます。
ピアノはオーケストラ全ての音を一人で表現できる素晴らしい楽器なのですが、
一人でできてしまうため自己表現だけで満足しやすく、誰かとともにある音楽を忘れがちです。
生徒の皆様には、一人で弾いていても、演奏する喜びとともに誰かが聴いていることを感じてほしい、
連弾やアンサンブルでは音楽の対話を楽しんでほしいと願っています。
『音楽は世界共通の言葉』だと感じる体験ができるようにレッスンを工夫しています。
音楽は、聴き合うことで対話します。
音楽の喜びに心が満たされるときも、うまくいかないときもあります。
それでも
どんなときでも身近な誰かと世界共通の言葉で対話を重ねられる音楽は素敵だと思います。
これからもずっと、生徒の皆様と音楽の喜びを分かち合っていけますように。。